なんでもないポイントが娯楽になったらいい。
バンカラでお客様のお会計をした時に、40代くらいのサラリーマン男性のグループがお会計を当てるクイズをしていました。
4人でいくらになるかそれぞれが予想し、一番予想が近かった人がお会計を持つ。
大の大人がその会計がいくらなのかワクワクキャッキャッしながら待っていたのを思い出します。
僕はその光景がすごく楽しそうでいいなぁと思いました。
本来ならなんにも楽しくない「お会計」というポイントにクイズ性をつける事によってちょっとした娯楽になる。
きっとこういう事が出来る人が人生を楽しく過ごせるんだろうなと思います。
なんでもない日常をどうやったら面白くなるか?
高杉晋作の言う
「おもしろきことなき世をおもしろく。」
(高杉晋作がそういう意図で言ったかは知らないw)
最近は基本的に「人生は暇つぶし」だと思っているので、こういった娯楽ポイントを増やす事が人生を楽しむライフハックだと思っています。
子供の頃は自然とそういう風にしていた気がする。
暇な学校の帰り道を楽しくする為にどこまで同じ石を蹴って帰れるか「石けり」しながら帰った。
ただ横断歩道を渡るのおもんないから、白い部分しか踏んだらダメっていうルール決めてた。
子供頃はなんでもなんとか面白くなるようにしていた気がする。
大人になって余裕がなくなるとそれを忘れがちになる。
「人生はおもんないものだ。苦労するものだ。」という思い込みに囚われて諦めちゃう。
少年の心を忘れちゃダメですね。
いろんな場所に娯楽ポイントを設ける。
月一でバンカラスタッフと飲み会をしています。
予算の都合で安い居酒屋に行くのですが、(ごめんねw)僕は注文する時みんなに「制限」をつけてゲーム性を持たせます。
今月は「フードを頼む時は前の人が言った注文をしりとりでしか頼んではいけない。」という制約。
枝豆を前の人が頼んだら「め」で始まるメニューしか頼めないという事ですねw
もし「〇〇盛り」とかなったら「り」で始まるメニューはほとんどないので、フードメニューが見つからなければお酒を飲まないといけないと言うほんのりパリピルールw
あと「ラーメン」、「うどん」とかはゲームが終わってしまうので最期の人しか頼めないw
みんなオーダーする時に、自分の事だけ考えず、次の人が頼みやすいメニューを頼むようになりますw
シーザーサラダが食べたいけど、自分のターンでは食べれない。となったら自分のターンで「〇〇すし」で終わるオーダーして、次のターンの人にシーザーサラダを託したりするw
結果的にあんまり食べたくないメニューがたくさん並ぶけどw
全員が一つの事に向き合ってるのが好き。
こういうゲームをしながらするとみんなが一つのテーマに向き合います。
僕は、飲み会でもコンパでも「全員が一つのテーマに向き合ってる」という状況が好きなので、制約を設けるとみんながその制約を達成する為一つの事に向き合います。
「みんなで盛り上がってる。」という状況が好きです。
思えばバンカラでもそうですね。
ステージで歌っている人をみんなで盛り上げて観てるっていう状況を作り出したい。
スタッフ飲み会の話にもどりますが、もちろん個別に話したらする時間も楽しいけど、数時間お酒飲んでるなら「みんなで向き合う」時間があった方がいい。
どうやったらクオリティが上がるか?色んな角度で考える。
激安居酒屋なので、料理は正直美味しくない。
けど頭を使えば料理のクオリティー関係なく食事が楽しくなる。
マンネリ化した物事には制約を設けて新鮮さを。
それによってクオリティを変える事ができると思っています。
スタッフは「めんどくせーなー!好きなの頼ませろよ。」と思ってるかもやけどw
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中道 正彦