ホームレス小谷さんのトークライブに行ってきた。「余白のデザイン」と「肯定力」の凄さを垣間見た。
ホームレス小谷さんがゲストのトークライブを見に行かせてもらいました。
主催者は大阪に「スナックCANDY」を作ろうとしているジャスティン君。
「実直で人を惹きつける事ができる男の子」ってイメージの子です。
そのトークライブは2時間半の構成でしたが、小谷さんは1時間遅刻しましたw
1時間遅刻した小谷さんに対して、普通ならブチギレて「返金しろ!」みたいな騒ぎになるはずです。
けれど来場者のほとんどは笑いながら「小谷さんなら仕方ないか!」と許し、小谷さんは遅刻をものともせず、そこから来場者を爆笑させて楽しませていました。
僕が思う小谷さんの凄さは二つ。
「不完全である事を愛してもらっている事。」
人は完璧なものよりも、不完全で入り込む余白がある物を求めているんだと思います。
最近色んな方がよく言う「余白のデザイン」ですね。
その大切さを実感しました。
不完全な小谷さんなんだから、「私が動かなきゃ。」とハイボールを奢ってもらったり、寿司を奢ってもらったり、ケータイ代を支払ってもらったりして生活しています。
不完全である事を愛してもらっている究極形態は「赤ちゃん」だ。みたいな事を西野さんが昔ブログに書いてはりました。
「赤ちゃん」は何にもできないから周りに存在意義を与えて、貢献感を感じれるから愛されるんでしょう。
圧倒的な肯定力
そして小谷さんの凄さで、何より凄いなと思うのが「肯定力」です。
遅刻した小谷さんに質問したり、話しかける全てのお客さんを、第一声で必ず褒めていました。
イベント直後にメモの為にfacebookに感想を投稿していました。
人を褒める速度がハンパじゃなく、それが笑いになっている。
小谷さんを見てこれから以下の事を心がけようと思いました。↓
僕はよしもと時代に小谷さんと舞台がよく一緒になっていました。
当時から飛び抜けて明るく陽気な兄さんでしたが、ホームレスになってからの方が8倍くらい明るく陽気になっていますw
肯定の大事な時代
これからの時代は、自己も他者も肯定する時代だと思います。
SNSによって承認欲求が肥大化されていると感じるからです。
誰だって褒められたいしね。