「お金」よりも「ストーリー」が大事だからやっぱお金ほしくならない。
芸人時代全然お金がなかったけれど、先輩に可愛がって頂いて、高級な寿司、焼肉などたらふく食べさせて頂きました。
だからお金がない割に、とても色んなものを食べてる方だと思います。
先輩方には申し訳ないですが、僕は舌がバカなので、「めちゃくちゃ美味い!!!」と記憶に残っている料理はありませんでした。
「先輩に奢ってもらった高級料理」よりも、「自分で働いたお金で嫁を初めて連れて行けたやっすい焼肉」の方がとても美味しかったなーと記憶しています。
だから結局、「何を食べるか?」よりも「どんなストーリーがあって食べるのか?」の方が重要なんだと思います。
食べ物に限らず、何かを買うとき、どこかに旅行に行く時、金額の大小は関係ないんだろうなと思います。
人に対しても同じだと思います。
おかんを「ハワイ旅行には連れて行った事」はないけれど、「おかんとチャリで2ケツして夜の中之島の夜景を見た事」はあります。
鹿児島から出てきたおかんに対しての、貧乏な芸人時代の僕からのせめてもの親孝行でした。
たぶん「息子とチャリで2ケツで夜景を見た記憶」は、おかんをハワイに旅行連れてっても、世界一周に連れて行っても「負けない記憶」だと思います。
だからお金があれば、「誰かを喜ばす事ができる。」と言うけど、それもきっとお金じゃなくストーリーの方が重要だと思います。
だから「ストーリーを作る能力」があれば、「ストーリーを感じ取る能力」があれば、やっぱりお金ってそんなにいらないなぁって思います。