採用広告なしで求人する方法
https://chikirin.hatenablog.com/
少し前のちきりんさんの記事で勉強になる面白い記事がありました。
時代は、「圧倒的な労働者側の売り手市場」です。
働いてくれる人を見つけるのにすごく苦労します。
バンカラを運営していてすごく痛感します。
うちでは採用広告は使っていませんが、世間では従業員を雇うのに、採用広告などで10万くらい平気でかかっちゃいます。
「マナーが悪いけど売上にならないお客さん」と「採用にそこそこ費用がかかった従業員」なら後者を大切にしようと思うのですね。
売上とコストを比較した時に当たり前の話なので、どんどん「お客様を選ぶ時代に移行する」んだと思います。
採用広告なしで求人する方法
僕はずっと資本がない中、どうやって問題を解決するかばかり考えてきました。
その中でもちろん採用広告に資金を割ける訳もなく、とった手段はやはり「ブランディング」でした。
これからの経営者はコミュニティの性質を自ら発信し、それに賛同する価値観の近い人材が集まってくるようにブランディングして行かないといけないんだろうな。
— ナカミチ 元芸人起業家 (@flowersofnkmt) 2019年8月15日
それができない経営者はリクルートにめちゃくちゃお金をかけないと行けない。
集客と同様にSNSは求人に対しても絶大な威力を発揮します。
特にinstagram, twitter,LINEのホーム投稿が求人への訴求率が高く、意識しています。
うちは業態的に珍しいと言う事もあり、幸いブランディングだけで採用がなんとかなっています。
最近の求人の訴求率を高める為のポイントはこれじゃないかなと思います。
・かっこいいイメージ
お店として、「ここで働いたらかっこいい」と思ってもらう必要があります。それはスタッフの衣装であったり、内装であったり、働いてるスタッフのクオリティだったり、します。
その為には、SNSにあげる投稿はかっこいい投稿にしないといけないし、店長である僕自身がかっこよくないといけません。
特にinstagramではアルバムのように初見の方が見やすい投稿だけ残し、ダサい投稿は削除していき、また見る側が飽きないように同じような種類の投稿が3件以上続かないように調整しています。
・楽しそうなイメージ
かっこいい投稿の合間に、一定の割合で「店長がふざけている動画」をあげています。
お店のリーダーである店長自らがふざける事によって「この店はなんか楽しそう」「なんか変わった店」というイメージをつけます。
それにつられてスタッフも「ふざけていいお店」だと認識してふざけていくので、お店時代がふざける事を許容する雰囲気になります。
この時代のモチベーションの大きな要因として「楽しそう」というイメージは大きいと考えています。
前世代的なストイックなイメージでは付いてこない。
・芸能人が訪れるお店
やはり一般の方が芸能人に会いたいという欲求はいまだに大きいです。普通のお店では難しいかもしれませんが、僕が元芸人という事を生かして、著名人の方によく来て頂いています。
来て頂いたらできるだけ外部に発信する許可を頂き、ブランディングに使わせてもらってます。
・リーダーの思想や行動を可視化する。
どんな職場でも上司がどんな人間なのかは不安要素です。
なので店長である僕の「思想」や「行動」をSNSで発信し、「可視化」しています。
働きたいスタッフは、事前に上司になる可能性のある僕の人物像が把握でき、不安要素を一つ省けます。
いくつか思い浮かぶ僕が意識しているポイントを列挙しました。
ほとんどが集客にも繋がるので、一石二鳥の努力ですね。
これらのポイントは僕だけで考えた訳でなく、スタッフにアドバイスをもらったり、他の経営者の方に相談したりして見つけて行きました。
お店の業態や性質によって、意識するポイントも変わってくるのだと思いますが、「個人で発信力を持てる時代」なのでこういう発信をする事によって、資金力のなさをカバーできるのではと思います。