「怒られる事」に耐性がない世代に、ノビノビと働いてもらう方法
バンカラはどんどんスタッフが増え、もう30名近く在籍しています。
人数が増えれば増えるほど、スタッフマネジメントが難しくなってきます。
スタッフによってお店への思いの強さも違えば、モチベーションにも差があります。
どうすればモチベーションを高く働いてくれるか。
どうすれば楽しんで働いてもらえるか。
どうすれば顧客満足度を高める接客をしてくれるか。
それを考える事が、スタッフのクオリティの向上に繋がり、お店のクオリティの向上に繋がります。
そして僕の大きな課題です(結構悩んできたw)
モチベーションを上げる一番簡単な方法はインセンティブを発生させる事だと思います。
例えば、ドリンクをお客様から頂いたらそのスタッフにはドリンクの10%出すとか、売り上げ目標を達成したら大入りを渡すだとか。
ただそれではあまりにも簡単な解決方法に感じるし、正直そういった支出を増やす余裕はまだうちにはありません。
そして金銭的なインセンティブ以外でモチベーションを上げる方法を身につける方がスタッフの将来の為にもなると思っています。
ではどうするか?
怒られ慣れてない世代
ミスをしたり、期待以上の働きをしなければ、その都度注意したり、叱責したりしていくのか?
僕は注意や、叱責などの「怒る事」で従わすことは、あまり効果がないように思います。
自分が怒られても言うことを聞かないからです。
どんな正論でも自分に怒ってきた人に対して僕はムカつきますw
多分僕以下の世代では、正論を素直に受け入れられる人間の方が世の中には少ないでしょう。
僕の世代より上の方は、怒られても「なにくそ」って踏ん張れる世代だと思います。
学校教育や、周りの大人たちが「怒る事」で指導していた時代に育った世代なので、怒られる事に耐性があり、萎縮しない。
けれど僕以下の世代では、怒られる事に耐性が弱いと思います。
少し怒られたらモンスターペアレントが出てきたり、ちょっと殴ったら体罰として避難されるので大人や教師が「怒る事」を控えていた。
なので怒られる耐性が弱いので、怒られる事や注意される事で、萎縮し、モチベーションが下がってしまう。
なのでスタッフは僕より下の世代なのでマネジメントとして怒ったり、注意する事にあまり効果がない世代だと思います。
ではどうするか?
いかに肯定してあげるか?
肯定できる部分を探し、肯定して上げる。
そしてそのスタッフの短所ではなく、長所に目を向けて長所を伸ばしてあげる。
僕らの世代にはこの方法が有効ではないかと思います。
なのでこれからは実験的に、毎日よかった部分があったスタッフに、「よかった部分を伝えてあげる。」という事をしていこうと思います。
ていうか「認めてあげる」なんて当たり前の事ですねw
誰でもスタッフマネジメントで考える事です。
けれど僕は理論立てて、実体験に基づく分析を通してでしか、当たり前の事にもたどり着かないし、その経緯を経て、自分自身でやろうと思った事しかやらない凄まじい不器用野郎なのですw
肯定力を鍛える
そして毎日よかった部分があったスタッフに、「よかった部分を伝えてあげる。」という行為は自分の「肯定力」を鍛える行為でもあります。
以前も書きましたが、僕の尊敬する人や、周りに慕われている人は「肯定力」が高いです。
他者を認める力「肯定力」がこの時代には重要だと思います。
自己肯定感が低い人が多いように思うし、怒られる事に耐性がない世代なので、「自分を肯定してくれる人」を求めている人が多いからです。
僕は自分と他者の能力を比較して、「僕だったらこれできるのに、なんでこの人はこれができないんだろう?」ってイラついてしまう事があるので(まぁまぁ性格悪いw)、肯定力を高めなければなりません。
いい機会なので、「毎日いい部分を探し伝える」という義務を自分に課す事で、他者への肯定力を鍛えようと思います。
そしてみんながノビノビ働ける環境ができて、バンカラの売り上げが上がり、僕には人が寄ってくる。最高じゃん!